債務整理をする場合、手続きにはもちろん費用がかかります。
条件によってもかかる費用は変わります、悪質な費用請求の被害に合わないためにどれぐらいの相場なのか、そして自分で手続きしたほうがよいのか解説していきます。
任意整理の場合の相場費用
任意整理とは、借金返済に困った時に利用できる個人向けの債務整理手続きの一つです。
この手続きでは、借り入れをした金融機関やクレジット会社などの債権者と直接交渉し、借金の返済計画を見直します。
具体的には、返済額の減額、返済期間の延長、利息のカットなどを債権者と話し合い、返済をしやすくすることが目的です。
任意整理の大きな特徴として、裁判所を介さずに債務者と債権者双方の合意に基づいて行われることが挙げられます。
自己破産や民事再生と違い、財産を失うリスクが低く、比較的手続きが簡単で費用も抑えられるため、多くの借金問題に直面している人々に選ばれています。
- 相談費用:5000円
- 基本報酬:1社につき3万円〜6万円
- 減額報酬:減額できた金額の約10%
個人再生の場合の相場費用
個人再生とは、多額の借金を抱える個人が利用できる債務整理の手続きの一つで、裁判所を通じて法的に借金の負担を軽減する方法です。
この手続きでは、借金の総額を大幅に減少させることができ、残された借金は分割して返済していくことになります。
具体的には、住宅ローンを除く借金を大幅に減額し、原則として3年、最大5年間の分割払いで完済を目指します。
個人再生の最大の特徴は、住宅ローン以外の借金を圧縮できる点と、手続きを通じて住宅を手放さずに済む場合がある点です。自己破産と比べると、一定の収入がある人が対象となり、生活を維持しつつ借金を整理できる点が魅力です。
減額は借金の金額によりますが、借金を5分の1〜10分の1に減額してくれます。
この場合裁判所も利用するので、事務所以外にも裁判所に対する費用も発生します。
- 収入印紙代:約1万円
- 官報掲載費用:約1万円
- 切手代:約2000円程度
- 相談費用:5000円
- 報酬:20万から60万円
自己破産の場合の相場費用
自己破産とは、返済不可能なほどの多額の借金を抱えている個人や法人が利用する最終手段の債務整理手続きです。
この手続きを通じて、裁判所の判断により借金が免除されることができます。自己破産を行うことで、債務者はこれまでの借金から解放され、経済的に再スタートを切ることが可能になります。
ただし、自己破産には一定のデメリットも伴います。例えば、財産のほとんどを手放す必要があり、破産手続き中はクレジットカードの使用や一定額以上の借入れが制限されるほか、破産者の情報が公的な記録に残ることもあります。
また、特定の職種に就けなくなる可能性もあります。それでも、借金の返済に行き詰まった場合、自己破産は新たな人生をスタートさせるための一つの選択肢となり得ます。
裁判所への費用は以下のようになります。
- 収入印紙代:1社あたり約1500円程度
- 官報掲載費用:約1万円
- 切手代:約5000円程度
自己破産には2種類あり「同時廃止」か「管財事件」で料金が変わり、予納金+着手・報酬代金が必要になります。
- 同時廃止(破産者に財産が無い場合):10万円〜30万円
- 管財事件(破産者に一定の財産があると認めれた場合):20万〜50万円
自分で手続きしたほうが安く済む?
今回紹介したそれぞれのほうも弁護士など利用せず、自分で手続きすることは可能で、その場合は裁判所と郵送などの手続きの費用で済ますことができます。
ただし、個人で行う場合、手続きも各種手間がかかり、大幅な時間がかかります。
ミスなどを防ぐために、費用がかかっても弁護士など事務所を利用することをオススメします。
